人生相談 同じ敷地内に住む息子夫婦と嫁姑問題

嫁と長年ギクシャクした関係の90代女性

嫁と長年ギクシャクした関係の90代女性からの相談内容
読売新聞22年12月30日の「人生案内」から

息子が結婚したのが30年前
同じ敷地内に息子さんが家を建てた。
90代母親(相談者)と嫁との関係がギクシャクしている悩みの相談

結婚間もないころ、嫁が作った食事を食べなかったことを、ずっと根に持っているようだという。
嫁は実家の墓参りはしても、我が家の墓参りはしない。
夜遅くまで実家で過ごし、帰宅することもある。

少し前に、ゴミの捨て方を注意したら「その声が気にいらない」と言われ実家に行ってしまった。

そのような行動の反面
お土産を買ってきたり、手料理を分けてくれたりもする。
コロコロと態度が変わるので、憂鬱(ゆううつ)になってしまいます。

息子に少しでも財産を残してあげたいので節約して生活をしている。
ただ、息子が死んだ場合に財産が嫁に渡ることを考えると不満。
私(相談者)は、どのような心持ちでいればいいのでしょうか?

さて
あなたが回答者なら何と回答しますか

同居は絶対にダメ

人生相談(ここでは人生案内)は本当に参考になります。
同じ敷地内とはいえ、別々の家なので、まだ関係が保てています。
性格が良いと思われる義理の親でもいっしょに住むべきではありません。

サザエさんの家
コボちゃんの家
娘の両親と住んでいるからこその
「ほのぼのとした家族」です。

夫の両親と同居すると
夫の両親と仲が悪くなるだけでなく
夫婦間の仲も悪くなります。

自分に悪い点があると、まったく思っていない

今回の相談者のような人は、たくさんいます。
自分は良い人間であり非はない。

会社で性格の悪い人を観察すればわかります。
自分が性格の悪い人間と全く思っていません。
自分は「良い人間」とさえ思っています。

相談者のお嫁さんですが、性格が良い人だと思います。
結婚間もないころ、善意で食事を作ったにも関わらず「食事を食べなかった」

ほとんどの人なら
手料理を分けて持っていきません。
なぜなら、自分の手料理を拒絶した人間なのですから。

同じ敷地内とはいえ
別々の家に住んでいるのですから
「ゴミの捨て方」を注意する必要などないのです。

余計なことを何でも言う人間なのでしょう。
こんな義理の母親に対しても
お土産を買ってきたり、手料理を分けてくれるお嫁さん。
本当に良いお嫁さんだと思います。

息子に少しでも財産を残してあげたいので節約しているが、息子が死んだ場合に財産が嫁に渡ることが不満。
お嫁さんが気の毒です。

嫁は実家の墓参りはしても、我が家の墓参りはしない。
息子の父親も意地悪な人間だった可能性があります。
だから、我が家の墓参りに来ない。

息子さんの考えがわかりませんが
お嫁さんの行いに感謝して、自分たちの墓を購入する選択もあると思います。

同じ墓に入りたくない。
この相談内容を読めば、ほとんどの人が思います。

相談者の「心持ちのあり方」に回答しても意味はありません。
元凶が自分(相談者)なのですから。

先祖代々のお墓を守ってもらうために(息子夫婦が墓に入ってもらうために)できる限りお嫁さん孝行をすることが最善な行動です。
お嫁さんに感謝してもらうまでお嫁さん孝行をする。
今までのマイナスを補ってプラスにさせるほどの努力が必要なのです。

上にも書きましたが、この相談者は最低な人物ではありません。
どこにでもいる人物ですし、自分も同様なタイプかもしれません。

「情けは人の為ならず」という言葉がありますが、(逆の意味で)人に嫌なことをすると自分に返ってきます。
特に嫁姑関係は「自分に返ってきます」

大人のルールとして「お嫁さんが作った料理を食べない」などあり得ません。
意地悪い行いをしたにもかかわらず
お土産を買ってきたり、手料理を分けてくれるお嫁さんに感謝しかないはずです。

人は感謝できる人間にならないとダメです。
10代で感謝できる人間になっておかないと、年を取ってからいい人間にはなれません。

「人生相談」は色々なことを私たちに教えてくれます。

90代の老人の方なので無理だと思いますが、一番日本で読まれている「読売新聞の人生相談(人生案内)」に相談する行為は最悪です。お嫁さんが読めば、すぐにわかります。お嫁さんの両親しかり、友人しかりです。90代の相談者が(息子が死んだ場合に)財産が嫁に渡ることが不満な考えを持っていることがバレてしまいます。

もう同じ墓に入りたくないでしょう。先祖代々のお墓が墓じまいになってしまう可能性が大です。お土産をもらうことも、手料理を分けてもらうことも無くなるでしょう。