70代の独身女性税理士
お父さん亡き後、お母さんと二人暮らし、
90代のお母さんが亡くなって、1年以上過ぎたが
何もする気が起こらない。
お母さんの亡くなった時のことを思い出すと
今でも
大声で泣いてしまうそうです。
友人も少なく、
気心の合う人もいない。
生きる意味を感じず、
「早く死んでもいいのに」と思うこともある。
2020年7月19日(日曜日)読売新聞の人生案内から
回答者の方も言っていますが
この独身女性税理士なら
税理士の知識で高齢者に役立つごとが
いくらでもできます。
本人さえ、その気なら
社会との
つながりを持っていきていけます。
一般の人は、
税理士のような専門知識もなく
定年退職し、
独身なら一人になってしまいます。
この相談者の方のように
結婚しないで、お母さんと二人暮らし
最後は、一人になってしまうケース。
今後も、ますます増えていくはずです。
このような悲しい事例は
結婚しないで、
独身だったからでしょうか?
日本人の特性として
異性に対して積極的になれない。
昔と違い
結婚を促すことがタブーな風潮。
見合い相手を紹介してくれる
人もいません。
お母さんと一緒に
暮らしていると
ずーとお母さんが生き続け
このままの幸せな生活が続くのでは・・・
誰にも
人生に終わりがあります。
亡くなって初めて
死が訪れることを
知ります。
独身者は、必ず
一人になってしまいます。
当たり前のことですが
そんな結末は起こらないのでは
と思って暮らしています。
考えたくもないことであり、
他人もそんな無神経なことは言いません。
「結婚しなければ
必ず、一人になってしまうよ」
家族の人のみが言えます。
相談者の女性税理士の方
一人娘で
お母さんと若いころから
べったりで
「姉妹のようだ」と言われていたそうです。
昔なら
兄弟も多く
兄弟や甥(おい)や姪(めい)が
老後の面倒を見てくれました。
一人っ子で独身
そして、両親が亡くなられて
一人になってしまう。
他人事ではありません。
少しでも
そういう事例がないように
社会として
考えないといけないはずです。
おせっかいは
嫌われる風潮、そして
変なプライバシーが尊重される時代。
特に
お母さんと娘さんの二人暮らし。
仲の良かったお母さんが亡くなられたら
立ち直れない。
「将来の展望が見えない」
これが
一番つらい。
まだ
バツイチで子供がいれば
違うはずです。
誰でも最後は一人になるかもしれませんが、
結婚して家族を持つ。
そして家族が増えていく。
これが理想形。
一人になってしまって、
やる気も起きない、
いっそ、お母さんのもとへ行ってしまいたい。
元気に生きている姿を見せることが
大切に育ててくれたお母さんへの
せめてもの、恩返しになります。
どうすれば
死んだお母さんが喜んでくれるか。
それを考え
行動することが
お母さんへの恩返しです。
お母さんを悲しませない。
娘に笑顔が戻り
元気に生活している姿を
お母さんに見せてあげてください。