上川陽子大臣の写真

上川陽子外務大臣「うまずして」切り取り報道の共同通信

X(旧ツイッター)やユーチューブのお蔭で、違う角度からの情報が得られる時代となりました。

テレビや新聞だけが情報源の人にとっては「上川陽子外務大臣の失言(又は暴言)」という情報しか入手できないでしょう。

経緯については、ダイヤモンドオンラインの記事(ヤフーニュースから)を掲載させてもらいます。

「うまずして何が女性か」
大々的に報じた共同通信社

上川陽子外務大臣が5月18日、静岡市で行った静岡県知事選挙の自民党推薦候補の応援演説で、「この方を私たち女性がうまず(ママ)して何が女性でしょうか」との発言をしていたことを共同通信が報じ、共同通信社と提携する各地方紙が同じ文面で伝え、さらには全国紙も同発言を「問題発言」として報じている。

まずは共同通信の記事を確認しよう。Yahoo!ニュースで検索すると、<5/18(土) 18:55配信>という日時で、<「うまずして何が女性か」と上川陽子外相>と題する記事が出てくる。

記事は、<上川陽子外相は18日、静岡県知事選応援のため静岡市で演説し、自民党推薦候補の当選に向け「私たち女性がうまずして何が女性か」と述べた。新知事を誕生させる趣旨とみられるが、出産困難な人への配慮を欠くと指摘される可能性がある。>となっている。

実際の上川氏の発言は、こうだ。
「ようやく決断をしていただきました。大きな、大きな命を預かる仕事であります。今、一歩を踏み出していただいたこの方(推薦候補)を私たち女性が“うまずして何が女性でしょうか”」

「私も初陣の時に、皆さんに『“うみ”の苦しみもあるんだけど、ぜひ“うんでくださいね”』と最後の演説で申し上げたんですが。彼(推薦候補)のことを思うと、その場面が頭によぎってくるんです。“うみ”の苦しみは、男性もいらっしゃいますが、本当にすごい。うまれてくるこれから、未来の静岡県。今の静岡県を考えると、私たちはその手を緩めてはいけない」

藤原かずえ氏のX(旧ツイッター)

藤原かずえ氏のX(旧ツイッター)内容を紹介します。

また共同通信発の言葉狩りが始まったようです。マスメディアが言葉を巧妙に切り取って蔑視を統制するような社会は自由主義社会ではありません。女性支持者が多く集まった屋内の集会で「生みの苦しみ」という誰でも使う【メタファー】で説明することの何が問題なのですか

共同通信が上川大臣への言葉狩り記事について変更・修正・追記を繰り返しているようですが、それは今始まったことではありません。彼らは、同一のURLで時間をずらして互いに矛盾する記事を書くなど、国民を確信的にバカにしているのです。脱共同通信は日本メディアの課題です

X(旧ツイッター)やネット記事は時間が経過すると見れなくなるため、内容が重複しますが、同じ内容(文章で)を掲載しています。

産経新聞の内容

産経新聞の内容を掲載します。
下記の産経新聞の内容は客観的に書いている感じがします。

<上川氏は静岡県知事選で自民推薦候補の当選に向けた演説中、支援する女性の力を結集する意味で「私たち女性が知事をうまずして…」と発言したとみられる。SNSでは≪発言が独り歩きしている≫≪一部分だけの切り取りだ≫などと曲解だとの意見が目立つ> (産経新聞、5月19日)

英文記事はひどい

ダイヤモンドオンラインで書いてあるように、英文内容はひどい。
完全に上川外務大臣の発言内容とかけ離れています。

ダイヤモンドオンライン記事をそのまま記載します。

● 共同通信英語版の記事は 完全に「虚偽」
タイトルは、「Japan minister queries women’s worth without birth in election speech」だ。
直訳すると、「日本の大臣が選挙演説で出産をしない女性の価値を問う」である。

記事には、上川氏の発言として「we women can call ourselves women without giving birth」と記されており、直訳すれば、「私たち女性は、出産をせずにどうやって女性と名乗ることができるのでしょうか」だ。

英訳については、完全に「虚偽」だ。
上川氏はそんなことは一切も言っていない。
ダイヤモンドオンライン記事から

TBS サンデーモーニングの内容

日刊スポーツのネット記事から

上川氏の発言については、19日に放送されたTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)の中で取り上げられた。コメンテーターとして出演した毎日新聞論説委員の佐藤千矢子氏は「発言は一応、自民党の推薦候補を生まずしてという意味で、女性に直接子どもを産めといったのではない」と理解を示した上で「私も全部音声を聞きましたが、女性が産むことと知事を誕生させるということをくっつけてしゃべったばかりに、産まない女性は失格であるというふうに、意味としては受け取れてしまう言い方になった。率直に言って、非常に不愉快な感じを受けた。傷ついている人は、たくさんいると思う」と指摘した。

また「子どもを産むとか産まないというのは、その人個人に決める権利があること。他人、ましてや国とか国会議員の人が『産めよ』とか『少子化のために産めよ』とか、強制する権利はまったくない」と指摘し「上川さんは直接の言い方はしていないけれど、意味としては、それに近いことをおっしゃった。非常に不適切で不愉快で、傷ついた人は多い発言だと思う。どうしてこんなことを言ってしまったのか」と、私見をまじえて疑問を呈した。

他人、ましてや国とか国会議員の人が『産めよ』とか『少子化のために産めよ』とか、強制する権利はまったくない
意味としては、それに近いことをおっしゃった。

 

「少子化のために産めよ」と強制するような意味に近いことを言った
と言っていますが、上川外務大臣は、そんなことは全く言ってないでしょう!!
なんで?、上川大臣が「少子化のために産めよ」に近いことを言ったことになった。

共同通信の英文記事
「私たち女性は、出産をせずにどうやって女性と名乗ることができるのでしょうか」
に匹敵するような発言です。

参考にした記事を貼っておきます。(ネットで見れなくなる可能性があるためです)

日刊スポーツの記事
日刊スポーツの記事 サンデーモーニングの内容記事

日刊スポーツの記事 サンデーモーニングの内容(上川大臣の発言内容について)

DIAMOND onlineの記事
共同通信の上川陽子「うまずして」切り取り報道 その1

共同通信の上川大臣の切り取り記事その2

共同通信の上川陽子「うまずして」切り取り報道 その3

共同通信の上川陽子「うまずして」切り取り報道 その4

共同通信の上川陽子「うまずして」切り取り報道 その5

共同通信の上川陽子「うまずして」切り取り報道 その6

共同通信の上川陽子「うまずして」切り取り報道 その7

最後のNHKのネット記事(NHKはどのように伝えているのか?)
上川大臣の発言について(NHKのネット記事から)

そして、自身が過去に行った演説に触れ「初陣の時に『うみの苦しみにあるが、ぜひうんでください』と訴えたが、うみの苦しみは本当にすごい。

しかし、うまれてくる未来の静岡県や今の静岡県を考えると、私たちはその手を緩めてはならない」と訴えました。

NHKのネット記事から

このNHKの内容を読めば、上川大臣の言いたかった趣旨が良くわかります。

NHKは客観的な報道で安心しました。

 

注)上川陽子氏の写真はX(旧ツイッター)から